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バンドがレベルアップしたなと感じた方法

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先日、自分の所属するバンドの練習で「あー、一皮むけるかも」と思った瞬間があった。まだ試行錯誤の中だが、この変化と気づきを備忘録として

この話のバンドは、プロを目指すようなバンドではなく、50代のおじさんたちがいるバンド
それぞれに家庭と仕事があり、年に数回ライブができれば良いぐらいの緩い感じ。

趣味故に技術向上の意識というのは薄い(というか自分が下手だという自覚が強い)反面、面白い演奏自体には貪欲なのでそれぞれが試行錯誤をするので、飲み込めば成長はまだできると感じている

そこでの話。あくまで一例として

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イマイチな演奏から抜け出すために

 そこまで下手じゃない。オリジナルを作ればまとまるし、カバーをやっても練習すればある程度は楽しくできる。 でもここから上になるためにはどうすれば良いのだろうか。 そういう段階にいる気がしている。

 実際ライブをすれば観客は喜ぶし、楽しんでくれる。酒も飲んでくれて店としてもありがたい。

でも、当の本人たちは演奏を振り返って、反省したり楽観的に感じたり、明瞭な目標がないまま進みつつあった

そことは別に自分の中にある。リズムというテーマを深堀りするために今のバンドはちょうどいい環境でもあったのでこれを突き詰めたいと考えている

具体的になにがいまいちなのかは本人たちには分かりづらい。なんとなくできているし、どんな曲かもわかっているから

でも録音した音源を聞くとなんか締まらない。かっこよくなりきらない。そういう状態だった気がする。そこで考えた末の行動

意識合わせ

 バンドを運用するというのは非常に大変です。別にゴールもなければ正解もない。趣味なので嫌になればやめてもいいし、辛いことはしなくてもいい

プロとして第一線で活躍を目指していないバンド(あるいは腰掛けとしてのバンド)では楽しければ良い。というのがメインになると思う。 だがそれでレベルアップするのは常に考えて演奏を見つめ直している人たちだけ。

それに一人だけが躍起になって「お前ら下手なんだからうまくなれ」みたいに言ったところで誰もついていかない

まずは目線を合わせて、ゴールをメンバーで確認する

自分の場合は、リズムを良くしたい。 いまそういうのを感じているので協力して欲しい。とお願いをした。一番年下のくせにズカズカ物を言うものだけど、否定せずに聞いてくれた。

難しいかもしれないし、できないかもしれない。そもそも合っているかもわからないけど、もっと良くしたい。という思いを伝え、共有できたことで全員が試行錯誤してくれたと思う。

バンドのコミュニケーションは演奏だけじゃなくて、運用面でも非常に重要である事が再確認できた。なんせオリジナル・メンバーは20年近くやっているバンドだ面構えが違う

リズムの見直しと言語化

 同じような記事がないかと少しググった。「バンド レベルアップ」みたいな。 さらっと観た感じ

録音しろとか、全員が歌ってリズムが合うようにとかなんかこう、わからん。

録音は毎回している。それを聞き直して気になるところ、ならないところ、気になってもどう直せば良いのかわからない。 そんな感じで半年ほどもどかしかった

なるべく簡単にかつ、的確な言語化が必要。グルーヴがない。とかフレーズが合っていないとか人によって認識が変わるような言葉を使わない事が大事だと思う。全員が同じ意識をすることが大切

うちのバンドの場合は、キメが弱い そう感じた

極端に言えば演奏がバラバラだが、テンポから、拍からずれているわけではないのに、合っているように聞こえていない。そのせいでガチャガチャ聞こえてかっこよくない。そういう感じ

ではどうすればよいのかを考えたが、今はこれが正解だと思う

フレーズの終わりを合わせよう

よく聞くと同じフレーズでも人によって、止めるポイントが違ったりする。楽譜を用意しているわけでもない、オリジナルソングのリフなのでそういうこともある

最後の音は伸ばすのか止めるのか、その長さは8分音符か4分か、16分なのか

そこを意識することで実は多少フレーズの頭や中間がずれたとしてもビシッと聞こえることがわかった

その感覚は全員に伝わっていたようで、メンバーの反応はかなり良かった。

フレーズの終わりを意識するのはジャズやピアノでは常識っぽいかもしれないけど、ロック畑の人間にとっては意外と未知の領域だったのかもしれないが、各自がそもそもの課題として共通認識を持っていたことで腑に落ちるのが早かった。

フレーズの終わりということは止め、別に言えば休符の意識となるので、よくグルーヴがどうのこうのいう類で「休符を弾く」という表現があるけど、それが体現できたようだった

できる人から見れば当たり前のことを言っていると思うけど、目的意識がないとこういうのは身につかないし、気付かない

それでも、この課題が氷解できたあとのメンバーの演奏はとても楽しいそうだったのが印象的だ

実践後の練習音源では、まだ拙いとはいえ演奏の重心が変わり、より安定感のあるダンサブルな演奏になっているように感じたので、おそらく間違っていないのだろう

あとはこれを自然になるまで繰り返せばいいだけなので練習あるのみ

何事も遅くない。50歳からでも成長できる

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