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アニメ感想:ウマ娘3期

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なかなか時間が思うように取れず、しばらくかかりましたが、3期見終わりました。

主人公はキタちゃん、どのようなストーリになっていくのだろうかという期待と不安が多かったですね。

1,2期はそれぞれスペシャルウィーク、トウカイテイオーと戦績的に非常にドラマチックでありスポ根感もある2頭が主人公でしたが、キタサンブラックの成績を見ると、まぁなんともすごい。G1を7勝しますね。もちろん勝ち負けがあるので、無敗の強者ということにはなりませんが、どのような緩急の付け方をするのだろうか。というのはずっと思うところでした。

3期が発表され、主役メンツがキタサンブラック、サトノダイヤモンド、サトノクラウン、シュヴァルグランと出てきたので、おそらくは、将来へ繋いでいくような話になるのだろうと思っていました。

というわけで放送されましたね。全13話

配信は30分遅れだったため、リアルタイムの実況が漏れて見えてしまうのが地方勢のつらいところ。なのでその時間大体Twitterを閉じていました。というか寝てるか違うことしてた

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印象に残ったところ

・まさかのドゥラメンテ登場

 これでしょうね。 当時をしらないのでよくわかっていませんが、産駒の成績がとてつもないなっていうことだけは分かります。 サポートカードめっちゃ助かる←

キタサンブラックと同期で、かつクラシック2冠を取っているこの馬は出さないわけには行かないし、出すならこのタイミングだ。ということでしょう。 宝塚過ぎたあたりから仲良くなってよく喋るようになったあたりが可愛いですね。

・まさかのオルフェーヴルとジェンティルドンナ

 ゴルシちゃんが堂々と名前を言いましたね。ドゥラメンテと同じサンデーレーシングの馬で、どちらも初期のゴニョゴニョなやつでしたね。

・対照的?な先輩

 ウマ娘世界のキャラの年齢扱いがどういう風になっているのかよくわかりませんが、とりあえずテイオーとマックイーンが先輩という感じでいますね。とはいえ、ただ信じているだけのテイオーと、ここぞというときに必要なセリフを言って励ますマックイーン、器が違うよテイオーちゃんよぉ、ネイチャを見習えよ

 個人競技的な世界でもチームを組む。ライバルや共闘という団体的な意識を芽吹かせるのには必要だけど、どうもゴルシが古参ぶってるせいでキタちゃん一人ぼっち感強かったね。 代わりに横のつながりというか同級生たちとは仲間でライバルな感じで良かったですね。

・あっさりレース

 これはどう捉えていいかわからないけど、1,2期に比べるとレースシーンがあっさりな印象ですね。 多分でレース全体の流れを意識しているのか、レース中の心情吐露がリアルタイム感強いあたり時間が短いのかな? うーん、絵の凝り方とかは明らかにレベルアップしている気がするんですけど、1期の13話とか、2期のライスの天皇賞、ラストの有馬記念ほど、ぐっと来る感じが薄いというか

ドゥラちゃんが強く書かれすぎたっていうのもあるかもしれない。ここは制作側の気持ちもありそうでなんとも

・解像度が上がったストーリー

 冒頭で気にしていたストーリーですが、キタちゃんの競争の生涯を描ききる形になりましたね。途中、凱旋門賞に行くダイヤちゃんとか香港で勝ってきたくらちゃんとか引退するゴルシとか、いい感じに同年代をまとめていく方向なのは2期からのお約束

ストーリーは自分が追いかけた憧れを目指したキタちゃんが出鼻を挫かれ、新たな走る目標を見つけながらも、後半自身のピークアウトによる葛藤を感じながらも終始一貫としてがむしゃらにただひたむきに走り続けたキタちゃんにみんなが惚れ込んでいった。あまりG1の勝ち負けの大きさというのはなかったけれど、キタサンブラックという馬はその歩みが人々の心に残っているんだろうなというジーンと来るような終わり方になっていたと思います。

1,2期ほどのイベントとしてのドラマチック性は薄いながらも、一人のウマ娘の引退までを書くというのは、おそらく視聴者側の競馬に関する解像度が過去作のときに比べてだいぶ上がっているからこそ伝わる内容だったように思います。 1,2期はある意味美味しすぎる成績の馬であったと素人ながら感じます。 スペちゃんはIFが強いので、アニメ的偶像作品として十分でしたし、テイオーは史実に準じながらも引退という終わり方ではなく、これからも走り続ける感じでした

競走馬の活動期間はそんなに長くなくて、大体3,4年で引退していきます。 まだ走れるだろうとか、もっと見たいという気持ちも有りながらも競馬ってこうだよねっていうのがなんとなくもう伝わっているからこそ、引退するというストーリーが作れたのだと思います。

・繋ぐお話

 全体を通して話の所々に未来へ繋いでいくような言葉が多くありましたね。 これは競馬というのが歴史を紡いでいくものであるということを伝えていると思います。特に主役メンツは現状、種牡馬となって記録にも記憶にも残るような産駒が生まれて、走っています。

 そういう流れがあるんだっていうことを表現するかな‐どうかなーと思っていたらやってくれましたね。

まだまだ続くよ

ということで全体的に薄味ながら深みのあるいい出汁を感じる作品であったと思います。

さて、次は映画らしいですよ

そしてサイバーエージェントはウマ娘を10年IPにすると発表しています。

デアリングタクトが登場しているように、ドゥラメンテやオルフェーヴルの名前が上がったように、今まで実装が叶わなかったあのオーナーやこのクラブから、現役馬から、海外まで

変な話ストックはもりもりありますのでどんなウマ娘が実装されるのか楽しみですね。

昨年ぐらいまでは、どのくらい続くかわからないとやや弱腰な表現をしていたはずですが、ここで一気に10年は持たせると言ったからにはこれは「準備が整った」と見ていいと思います。

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