KemperのOS7.5にアコースティックシミュレーター(Acoustic Simulator)が追加されました。
実際どんな感じなのでしょうか。その印象は公式動画を見れば歴然だと思います。
クラシックギターのプレイヤー ナジャ・コシンスキージャのデモ演奏です。最初に音を出したときの驚いた顔が物語っています。プレイするのに十分なサウンドを出せます。
OSを7.5以上にすれば誰でも使えるのでその設定方法を見てみましょう。ちなみにRigManagerも正式に3.0がリリースされたのでPC上でエディット可能です。
OSを7.5にアップしよう
リグマネージャー起動したら勝手に案内出てきて、そのままインストールで行けると思いますが、出来なかったらリンクを参考にUSBメモリを使って上げてみてください。
アコースティックシュミレーターの設定方法
アコースティックシュミレーターはEQ系の項目に含まれています。画像のようにEqualizerの項目から見つけましょう
つまみは4つそれぞれ「Pickup」「Body」「Bronze」「Sparkle」で超簡単に説明すれば
それぞれ「ボリューム」「Bass」「Middle」「High」に置き換えて考えれば良いと思います。
ハムバッカーはPickupを10にするのがおすすめだとか
音作りポイント
単にアコースティックシュミレーターを入れただけではきれいに鳴りません。アンプとキャビネットの設定に大きく依存しています。
アコースティックサウンドだけ出したい場合はキャビネットをOFFにするといいでしょう。でももう少しポイントとしてコンプレッサーは前段階に入れておくといい感じです。
更に音を混ぜます。
「Rig」を選択肢「Parallel Mix」をOnに。バランス的には−4前後がいいかな。
何をやっているかというと
アコースティックシュミレーターだけを通した音と、その配下を通した音を混ぜています。ベーシストがよくやる原音を混ぜるやつです
本当はパラレルPathの設定する必要が有るような気がしますが、特に何もせずできました。
大体-4前後にすると、嫌な高音が削れていい感じにきこえます。このあたりは好みですので自分にあった音作りをしていきましょう。マイナスは原音よりです。
もちろんこの時、アンプはクリーン系にしましょう
その他新機能
OS7.5で追加されたのはアコースティックシュミレーターだけではありません
モノラルエフェクトをステレオ化できる
・ Phase Widener
・ DelayWidener
AutoSwellはあったくでボリュームペダルを調整するものらしい(すごくね?)
その他、アウトプットのフィルター等ちょっとした細かい機能が追加されていますがよりライブ向けの仕様になっている。という印象ですね。
DTMよりじゃないんだよなー。このあたり考え方がちょっと違うんだろうけど