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ストラト探しの旅:長野編

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物事を一人で悩んでいるとどうしても煮詰まってしまうので、考えることを一旦置いてみたり、人に伝えていくことで自分とは違う視点の意見を取り入れたりをすることをやっていくと、意外と道が開かれたりするかもしれないんです。

というわけで、自分のギターをどう持っていこうか。ということからギター工房へ相談しにいきました。行き先は長野県のレッドハウスさんです。

ご縁あって、お話する時間を設けていただけました。早速自分の要望というかこういうギターがほしい。という話をさせてもらっています。ギターのオーダーというのは非常に難しいものになりますので、慎重に考えていきたいところ。

そもそもオーダーの必要が有るのかどうか。オーダーするならどういうギターか、オーダーによって何が実現できればいいのか。というあたりから考える必要があります。

昔から、求めるサウンドの方向性に合う、見た目のスペックを持つギターがほぼほぼ、存在しないためオーダーという選択肢は常々考えていたところですが、逆にサウンドの要望が正確に伝えられるか、そもそも自分自身がわかっているのか。かりにわかっていたとして、伝わったとして、再現できるのか。という幾重にもある壁を乗り越える必要がある作業+自分自身でもあやふやな部分が多いこともあり、オーダーでは失敗(ほしかったものが手に入らない)可能性があることは重々承知していたものです。

とはいえ、話せば分かる(?) 冒頭の一人で抱え込んだところで解決しない話であるならば、さっさと次のステップに向かうべきということで、ほぼほぼダメ元でお話をしてきました。

最初は、既存のスキャロップの見た目スペックで、持ってるフェンダーの音を出したい。という漠然としたイメージでしたが、もともとの雰囲気が違うギターであり、オーダーにあたってもビンテージライクな方向にスキャロップギターを寄せていく。それでいて戦闘能力を上げていきたい。という感じに頭の中で考えるようになっていました。

ビンテージほど、何を指すのか曖昧な表現もないと思いました。 それでも一生懸命聞いていただいて、大変ありがたかったです。こんななにもわかっていないような人の話からある程度の方向性を導いていけるとは。。。

曖昧な表現だからこそ、念入りにすり合わせしないといけません。話の中で自分ですら明確に答えられない代物でしたら、それに対してウン十万も払うのはギャンブルすぎる。絶対に「なんか違う・・・」って思うだろうというのが、ずっとありましたので、話の結果

まずは、既存ギターのレベルアップからやっていこうということになりました。もう10年ほど弾いているギターですから、あちこち微妙に合わない部分が出てきましたので、一旦はこのギターのメンテナンスをしていただき、そこから足りない部分がアレば、それを補う。全く違う方向なら、違うギターを用意する感じになるかと。

ギターのポイントは「弦振動」と考えると、弦が触れている部分から、改善していくのがセオリーだそうです。ナット、ブリッジ、フレット。。。PUや電装系も必要ですが、まずはこちらから。というのが社長のお考え。

まずはその点を調整していただくことにしました。

で、材の部分は今後も考えていきながら、フィジカルというか人の部分、つまり演奏面での修繕を図る必要があります。

先程の「弦振動」を考えたとき、ピッキングの改善がもっとも重要です。きれいに弦を揺らすというピッキングをしない限り、どんないいギターを持っても音が良くなりません。 音作りは右手が肝心なのです。

キーは外国人の演奏を参考にしてみることにします。

ダイナミズムを得るためには最大と最小の振り幅を広げてこそです。コンプレッションは悪ではなく手段なので、以前も書きましたが、筋肉ピッキングと脱力ピッキングの使い分けを覚える必要がありそう。

よくよく自分のピッキングを弦振動の観点から見ると、きれいな縦方向ではなく、斜めに押し込む形になっているように思えます(寝ていると表現されました)斜めや撓んだ振り方では、ピックアップがきれいに揺れをキャッチできず、もわっとした音になりやすい。

そこを鋭くもキレイに弦を揺らすことができるようにピッキングをしなければいけませんから、大きなピッキングの改造になります。ただ、ピッキングのような運動は、自転車と同じように無意識下の中でできるようになっていく気がしていますので、あとから前のピッキングをやろうとしても無理っぽいんですよね。

だから、言葉で残したり、動画で見えるようにしておくことで、どう変わったのか。何が変わってよかった・悪かった。というのがあとから追えるようにしていきたいです。さしあたって、過去の動画がいくつか残っているので、そことの変化が生じるかがお楽しみ。ということです。

右手の改良と、ギターの改良を合わせてやりつつ、目指す音を明確にしていく。結局最初から進んでいないように見えても、自分の中ではこの問題点が明確に、整理、されたことは大きい。

今回は行ってよかったと思います。 次もまた行く機会を設けて、どんどんいかなければいけませんね。。。うん。 遠い。。。

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