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“福山芳樹モデル”がガチの職人ギターだった【Kz Guitar】

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我らが(?) 福山さんが自身のオリジナルモデルを作られるということで、構想段階から完成までの動画が公開されています。

福山さんといえばJAM Projectのイメージもありますが、我らの世代で言えば、「真っ赤な誓い」「キングゲイナー」あたりが有名ですかね。

更に上か、より子供の頃から言えば、「マクロス7」のファイヤーボンバーですね。

ファイヤーボンバーの楽曲はずっと好きでよく聞いていました。ライブDVDかなにかでは、バサラギターを弾いているのが印象的でしたね。あれ売らないのかな?

で、アンコールとか自分のライブとかでは、Fenderの72年モデルを使用されています。ずっと使用されているということでしたので、動画でも話されていますが特に思い入れというわけではないそうです(´・ω・`)

しかしラージヘッダーで有ることにはかわりはありませんし、今回のオーダーもラージサイズのヘッドになっているということです。

前置きが長くなりましたが、3ヶ月ほど継続アップされた動画も完結したので、一通り見ていきながら楽器としていいな。と思ったところを上げていこうと思います。 ※プロモーション記事ではありません

Kz ST Trad 22 KING’S ORDER | Kz Guitar Works
ケイズギターワークスは、神奈川県逗子市のオリジナルギター製作工房です。
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みんな大好きブライアン・メイサウンド

最初の方でも語られていますが、ブライアン・メイを意識したサウンドメイクをされています。このKz Guitarさんはブライアン・メイモデルを作られていることもあり、福山さんのご近所さんだということもありそういう縁での話なのかもしれませんが

非常に強く意識されているのがブライアン・メイサウンドです。その特徴として

・フェイズスイッチ
・トレブルブースター
・ピッチ

が今回ギターに盛り込まれたポイントですね

細かいところは動画を見ていただければわかりますので省略しますが、ブライアン・メイの音というかブライアン・メイモデルのギターの特徴としてフェイズスイッチがついていることです。

スイッチが6つありますが、上がPUのオン・オフで、下がフェイズのオン・オフだそうです。私Queenにはそこまで入れ込まなかったので、ブライアン・メイといえば、「ピックがコイン」「Voxのアンプ」「オリジナルモデル(レッド・スペシャル)」ぐらいしか頭になかったので知らなかったのですが

上記のモデルで大体フェイズスイッチを片方に入ればミドル・ブリッジかミドル・フロントで作っていたそうです。 なんかハムバッカーでいいじゃんとか思いたくなりますね

どうなんですか?永井ルイ=サン()

ということで福山モデルにもそれを実現させるべく、フェイズ機能を導入されていますね。

ここで注目すべきはフェイズのオン・オフについて、ストラトにレッド・スペシャルのようなスイッチをたくさんつける見た目にするわけではなく、ワンスイッチでの対応になります。手っ取り早いのが、スイッチポッドの導入ですね

こういうやつ

この手の改造はストラトだと定番で、私もやったことあります。フェイズではなく、ハーフトーンにさせました。今はやめましたが

で、動画で話していたことで肝心なのはスイッチのオン・オフをどうするかで

プッシュプルかプッシュプッシュかという話

レコーディングなら断然プッシュ・プル一択です スイッチ自体を引き上げて(プル)、押し戻す(プッシュ)でオン・オフを切り替えます。対して、プッシュ・プッシュは押したらスイッチが上がって、下げるときはまた押します

なぜプッシュ・プルがレコーディングならいいのかで言えば、プッシュ・プッシュより壊れにくいからです。そういう理由で私もプルのスイッチを使っていましたが、これが面倒くさい

プッシュ・プッシュでカチカチしてオン・オフを素早くできるようにするほうが圧倒的に楽です。特にライブで利用するのであれば

ただ、壊れるのも早いそうです。 かつてそういう話で私もなるほど〜と関心していたので、よく覚えています。何年語った今でもそういう懸念は残り続けているようです。とはいえ、プレイアビリティの点からもプッシュ・プッシュを選択するのは間違ったことではありませんし、私もそうすべきでした

壊れたら変えればいいんだよ

KzGuitarの面白さ

あまり実物をみた記憶がありませんが、KzGuitarには渋い特徴がありますね。

RSジョイントと呼ばれるスルーネック型の固定方法です

詳しくはサイトで書かれていますが、スルーネックのように?置くまで延伸されたネックで、ボディの中心から3点止にされています。これによりネックの剛性と、振動の具合が既存のそれとは異なるようです

こういうのいいですよね。見た目に見えづらいけど、重要な技法というか技術というか。プレート固定をしないので、従来のジョイント部分に必要なスペースが少なく、まさにスルーネックのようにハイポジションが弾きやすいように削れる部分ができています

これいいなぁって思う。同じ3点でも70年代とはまるで違います

余裕の音です。馬力が違います

あと単純にトレブルブースターもいい感じですね。加工を最小限にしているのも特徴的です。

ギターの加工で目に見える加工って結構楽しいんですが(スイッチ増やしたりとか)戻したいとか、リセットしたいときに戻せないんですよね

そういうときに助かるのがさっきのプッシュスイッチとか、戻しやすい加工というのは大事だと思います。さらに言えば、見た目普通なのになんか変な音出せる!?という方がびっくり感があっていいですね。

パーツ増やせばそれはそれで興味惹かれるんですが飽きる率が高い←

ハイレベルで職人なギター

出音もというかむしろ出音へのこだわりこそが各自のオリジナルモデルを作る上での最重要ポイントだと思いますが、福山さんも動画で非常に試行錯誤をして、たどり着いたゴールである証拠に非常に良い音がしています。

懸念されているスイッチの耐久性以外は十分考慮されていますね

というか楽器としてのクオリティが高いと感じます。いい仕事してますねぇ

オリジナルギターをオーダーする際にきちんと要望を出して、形にする。 これ結構難しいと思うんですよね。 福山さんほど試行錯誤をして、40年かけているからこそ、数ヶ月程度の検討で住んでいると思います。

自分もオリジナルギターつくるならこう、という話をさせてもらったことあるんですけど、某工房とかで、それでも自分のもつ音のイメージとそれを言語化し、かつ既存の形にまとめ上げるというのは

予想以上に難しいものでした。結論としてはオリジナルとか手を出さずに既存でいいヤツ使おう。に今なっています。

・・・というかケリーさんモデルが8割方被っちゃうんです。で、ケリーさんモデル買えば?ってなるのはわかっている。わかっているけどもさ、なんかこう負けた気が(勝てるわけないのに?)

そういうわけで構想から試行錯誤を繰り返し、実践を踏まえた最終結論を出してモデルの完成までの動画を見ることができますので、一通り見てみると面白いと思います。

バサラギターって結局売ってないのか???

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