ネタバレありかどうか、書いている途中で曖昧になりそうなので初めに「ネタバレあり」としておきます
今回のお話は漫画の更新をリアルタイムで履修済み 当時もハラハラドキドキの展開に毎日の更新を今か今かと待ち侘びていたことを思い出します。
基本的なストーリーは把握しているので、そこの感想はまぁいいでしょう。今回は映画ならではの感想です
まず率直にですが、とても良い時間を過ごせました。 漫画を読み直したわけではないので、あーそうだったなーとか、ここか〜とかそういう意味で展開を楽しむことはできました。
映画というか映像化されることで漫画とは違うことが2つあると考えています
・音が入る
・時間(スピード?速さ?)という概念が入る
今回おそらくとてもこだわったのが音、音響周りだと思います
TVアニメ版もそうですが、この作品は少ない線であまり動きのないのが特徴です。絵本的な感じ
その雰囲気は残しつつ、映画として長編の映像にしたときに、ちゃんと没入できるのか?という懸念はありました。
ところがどっこい、ずっとしっかり観てました
やはり最初のシーンから、船に乗って島に行く、洞窟に行く・・・最初からずっと音響の良さが際立っています。 良さというと音質がとかそういう話ではなく、作品へ没入させるために引き込まれてしまったことです
環境音を強く強調していることで世界観というかちゃんとスクリーンに集中させられていたと思います
以前、ゆるキャン映画の最大の良さは花火の音だと書きました。

過去印象的だったのはレディプレイヤー1ですかね、あれも冒頭にヴァン・ヘイレンをかけることで世界観を一気に古典的なSFワールドですよっていう説明がそこでついてしまうんですよ(この映画は80年台のノリなんだっていう)
音響がとてもいい。
特に今回はセイレーン・人魚ということで歌の話でもありましたから、音周りから感じるレベルの高さが段違いであることが印象的です
その答えがスタッフロールにもあります。
ちゃんと?レコーディングに参加した演者のクレジットがあったことに驚きました
いやもうただただ天晴れですね
感想ツイートにも書きましたが、ここぞという決めの歌の入れ方とか、もう絶対ニヤニヤしながら作っただろうなって思わせる流れでしたし、頭の中の碇シンジくんがずっと叫んでいました
もう一つが、時間が生まれる
漫画にも時間的要素はありますが、映像になることでこの話は100分で終わるようにする必要があります。何が言いたいかというと、キャンプファイアーのシーンでちいかわが二人に駆け寄るシーン
このシーンをコマとして読むのか、ページとして読めば一瞬で終わってしまいます。ですがこのシーンを映像化した際にずいぶんと長い時間をかけていたと思います。
それは視聴者にもちいかわにも考える時間を与えていたからですが、それ故にこのシーンは漫画以上に心に深く刺さった人もいるでしょう
時間の流れができたことで早い展開も遅い展開も、時が止まったようなシーンもより視聴者目線に見えるようになりました
映像化の醍醐味だとおもいます
それでいて作品全体を通して、中弛みや引き伸ばし、無駄に端折ったりというご都合による編集を一切感じなかったのも素晴らしい
初めからこの映画は100分だよという感じに漫画を描いていたのかなっていうくらいの終始の流れでした。
というわけで当初から好きだったので案内があった時から絶対に観に行こうと思っていた映画でした
雑にいえば「おいしいハンバーグを注文したら、ちゃんとめっちゃ美味しいハンバーグが来た」っていう感じですね
最近いい意味でも裏切ったりとか、衝撃の展開。みたいなものが多いのでこういうちゃんとしてちゃんと終わるっていうのは、箸休めでもなくちゃんとメインディッシュとして必要だなと感じます。
まぁターゲット層に子供も含まれているので。な!
それでいて妥協の感じれない仕上がりになっているのには脱帽です。ちゃんと一緒に見に来てくれた大人たちも楽しめる作品になっていたと思います。
これ金ローとかで流せるの?
そういえば監督はウマ娘のアニメの監督でしたね。制作もサイゲのとこのアニメ制作会社でした
あそこ強いな〜

