常々言っているのが、ギターの音作りは右手 ということ
ややネタ的な表現ですが、大きく間違っていないと思っています。
音作りといってもコーラスとかそういうエフェクティブなことではなく良い音を出す上で必要な要素。という意味ですよもちろん
右手、つまりピッキングによってサウンドの良し悪しが変わると考えています
ピッキングによって、音が抜けるとか、太さやノイズなど、複合的な要素ではありますがそれらをひっくるめての技術的なポイントになります
ピッキングで議題に上がるのが、そう、アングルですね
弦に対してピックの当て方を3種類(順アングル・並行アングル・逆アングル)で分けて、どれがいいとか悪いとか
あるいは、ピックの弦に当てる深さ これも要素として大きいです
速弾きギタリストはピックの弦に対して当てる深さを1mm以下にする みたいなことをよく言います
それはどんな理由でそうなのでしょうか
普通の紹介ではこういうところ止まりが多いと思います
並行アングルがいい! とか 1mm以下で弾くこと!とか
あんまり参考になりません
そもそもこういった話には「なぜ?」が抜けています。だからなんとなくいい感じに書いて、比較っぽいことをしてこっちにしよう。みたいな感じになっている気がしませんか
もしくは並行アングルで弾こうっていうわりにどうやったら平行アングルになるのか、なっているのかなんて検証しているものがほとんどありません。感覚です
それに平行だとしても、打面が深かったら別の要因が発生したりしませんかね。とかそういうことを考えてしまいます
ここでは答えがこうだと断定はできませんが、考える角度を変えたいと思っています
因果が逆というか音はピッキングで決まるわけではなく、弦の揺れで決まりますよね
アコースティックギターにしろエレキギターにしろ、弦の揺れを増幅させています
つまり「どのような弦の揺らし方をするのか。そのための手法としてのピッキング」と考えることができます
弦の揺れについては物理学をそこまで理解してる訳ではないのでよくわかっていませんが
雑なことをするなら、ピックアップの上で、弦を指でピックアップに対して水平に引っ張って音を鳴らすのと、垂直に引っ張って音を鳴らすのとでは同じ力でもアタック感やサスティン感は異なります
ピッキングではこの上下と前後の運動が混ざる楕円の動きになるわけですから、自分の出したい音がどういった弦の揺れ方をするのがいいのだろうか。というのを考えるとピッキングの角度が見えてくるような気がしますね
並行アングル気味に弾けたとして、真上から振り下ろすように弾くのと、アーチを描いて当てた時との違い、極端にするなら、ピックの腹を当てるような三味線のような弾き方。それでもアングルは並行だった場合、何が違うのか。その差は何か。 弦の揺れ方ではないか
そう考えながらギターを弾いてみると、他人のピッキングフォームに納得性を感じます
並行アングルで弾かない人はなぜなのか。 なぜこの人はこういうピックの振り方をしているのか
肘を使うことと、手首を使うことの違いがここにあるのではないか
とかそういう話がやっとできる気がしませんか
単純にアングルがどうとか深さがどうとかっていうのはある意味では結果論を論じているようなものだったりしないでしょうか
一周回って、並行アングルがいい。ということもそりゃあるとは思いますが、自分で一周してみたからこそ見える世界というか、自分のピッキングに落とし込めたりしませんかね
そういうことを考えていると、人をピッキングだけで判別できたりしますよ(え

