ガンダムジークアクスを見た感想と言語化について

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正直そこまで興味なかったんですけど、トゥイッヒッヒーの自主ネタバレ戒厳令がすごかったのでこれはシン・ゴジラ的なインパクトが待っていると思って友人と見てきました。

なんと私にも友人がいるんですよ

ということでそのインパクトがあったかといえば、めちゃくちゃありましたね。

冒頭からの衝撃たるや、筆舌に尽くしがたいものとだけ。

そこまでネタバレを嫌う理由もよくわかりますし、運営がネタバレをしてほしい理由もわかります。

感想ですが、正直このグニャグニャした気持ちを飲み込めていないです。面白かったかと言われれば面白かったですし、すでに身内のガノタ(特にジオン側)の人には黙って見に行けとだけ伝えました

これ一応TVシリーズとして続きが待ってるんでしたっけ?楽しみですね。

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ネタバレの功罪

自主的ネタバレ戒厳令については、やはりインパクト重視である意味合いが強いですし、かつてよくCMなどで耳にした「劇場で体感せよ」みたいなのを感じるにはやはり事前情報は限りなく少ないほうが良いですよね。

とはいえ、あまりにも秘匿にすると、観測できないものは存在しないものと扱われますので

昨今のソーシャルメディア界隈ではネタバレにしろ何にしろ表に出しておかないと盛り上がってこない。盛り上がってこないと認知がされない。認知がされないと客が来ない。の負の展開が待っています。

単に売れないものであれば淘汰と言えるのですが、体験重視ゆえの秘匿性は昨今ではどうやら逆効果のようです。

このあたり難しいですね。個人的にネタバレ版のPVも見ましたが確かにネタバレがすごいですがそれでもこれを見たからと言って見に行く意欲が出てくるかは微妙な気がします。アレは見た人が盛り上がるようですね

ただこういう盛り上がりが欠けてしまうのは本当に避けたいところです。 なので、口コミをネタバレしたくないという感想であるならば見に行くべきだと思ったほうがいいと思っています。

過去ネタバレ対策というか、「ガルパンは良いぞ」から始まる歴史?として個人的な理解は

・ガルパンは良いぞ→すごいんだけど、何がすごいかを言葉に表しにくいしとりあえず良いか見てほしいの状況

・シン・ゴジラ → ほんとうのネタバレを防ぎたい気持ちでの展開。自分と同じ衝撃を味わってほしいゆえの配慮

・シン・エヴァンゲリオン → シンゴジ的な意味合いが強いけどもどちらかというと感想を書いてしまうと本当に最後の展開とかのことばかりになりそうで見ていない人には冷めてしまいそうな感じになるので自重

・マッドマックス → V8を讃えよ

今回はTLからはシンゴジ的な匂いを感じましたが、なんというかガルパンは良いぞのほうがあってるかもですね。

ネタバレありのほうが見る人増えるんやろうか。。。そこは塩梅が本当に難しそう

感想と言語化と情報処理

映画を見終わっての帰り道。感想を喋り合う時間です

やはりこのやり場のない感情をどうしたものかという話にもなり、言語化していくことについて考える時間が来ました。

その中で一つ話題に上がった言語化について

以前あきまん先生が感想の言語化をすると言葉に引っ張られる。という話をされていました。

言語化というのは、自分の考えや抽象的な事柄について、言葉にすることで咀嚼され整地化され伝わりやすくすることです

言語にするということは自分の理解しているものに置き換えるというものです

それは自分が知っている言葉に置き換わるので、情報が加工される。このとき、本当の情報(感情)は自分が認知できるものにしか変換できないので自分の理解以上のものを切り捨てることになります

そしてその加工した情報が自分の認識になってしまう。というのが言語化だと考えたとき

物事のプロセスやナレッジであれば理解しやすく、共通認識として広めやすくていいです。

しかし、こと感想という自分自身の内側から湧き出るものを平たい表現にしてしまうのはもったいない。

例えば 赤いリンゴ を見たのでそれを言語化したとき、自分の言葉で表現した「赤いリンゴ」が出来ます。このときの「赤」は自分が知っているレベルの「赤」であり、自分が見たりんごの色とは違うかもしれません

しかし出力した自分の赤いリンゴが答えになってしまうので、本来受け取れるものがだいぶ抜け落ちているもしくは見当違いなものになっていないか。

という懸念があるのではないかというものです。

思春期の恋物語の中であるクソデカ感情を単純に恋や嫉妬やなんやらかんやらいうのは簡単ですが、そこは登場人物の理性と本能のゆらぎ、そして自身が言語化できるほどの情報ではないゆえの葛藤

そういうのを遠くから見るのが良いんです(愉悦部)

そしてそういう言葉にできないナニかを表現したい、伝えたい。というのが芸術に発展していくものだと考えています。

で、そういうのちょっと無いのかなーと思って調べたんですが、むしろ言語化をできること=すごい みたいな動画がたくさんあって あーーーーとなってしまったのでちょっと書きました。

感想で書ききれない、表現できない部分こそ大事に残しておかないといけないんじゃなかと

ということで次回作を待っています。

ハサウェイはまぁ。うん

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