少し盛り上がっていたので見ていましたが、バッカスからエントリー価格のモデルにRSM(ローステッドメイプル)を使ったシリーズが出ました。

Body | Poplar |
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Neck | Roasted Maple |
Fingerboard | Roasted Maple |
Bridge | Synchronized Trem |
Machineheads | Rotomatic Type |
Fret | Nickel Silver |
Pickup | Original S-S-H set |
Control | 1Vol,2Tone(w/Coil Tap), 5way PU Selector |
Scale | 648mm |
Width at Nut | 42.0mm |
Finish | Urethane |
Accessories | ソフトケース、六角レンチ、保証書 |
スペックもモダンな雰囲気をもちつつトラディショナルな要素も強いので、新旧ギター好きを狙ったものでしょうか。SSHという点を除けばいいと思います(個人的に】
22フレットというのもモダンを意識していますね。せめてラジウス(指板のR)もスペックシートに乗せてほしいなと。これで買うか買わないかが一番変わるんですよね。
というか、この価格帯でローステッドメイプルを出したというのが凄いですね。今までになかったのでは?
ローステッドメイプル(RSM)とはその名の通り、ロースト(焼いた)メイプルです。指板及びネック材を高音で熱処理をしています。通常、ギターに使われる木材は水分が多いとあとから変形してしまうため、事前に水分を抜く(乾燥)作業が行われます。その手法や残す水分量などはメーカーごとにこだわりがあるケースも有り、よく乾いたもの、特に自然乾燥で数十年かけた木材などは高価になります。
その乾燥の過程でローストしたのがRSMです。ローストしたことで、水分を減らし、いきなり乾いたヴィンテージサウンドに近づけたり、剛性が高かったりといい面も多いですが、見た目が焦げてるので、普通のメイプル指板が好きな人は手を出さなかったり、そもそも高価な製品だと思っていました(参考:リンク)
ですがこれを3万円以下のギターに搭載できたというのが驚きです。メーカーの血の滲むような努力があってのことでしょう。
初めてのギター、2本目の挑戦などでちょっとした差を出すために手を出してみるのが良いかもしれません
あ、私はラージヘッドじゃないので買わないです(もはや老害)
10年以上昔と違って、今はスマホやタブレットのアプリを経由して、最初からスタックアンプをモデリングされた高音質なサウンドを手元で体験できる時代に鳴りました。
ギターに関して言えば、よほどのスペックの差を感じない限りは出音の違いはわかりません。ブラインドテストしてどのギターが高いか安いかなんて愚問でしょうし、高ければいい。というのはある意味時代遅れかもしれません。
補足すれば、本当にいいギターに出会うにはそれなりの価格帯を見る必要がありますが、みんな120点を目指す必要はないでしょ?70点が5万ぐらいで手に入れば良いんじゃない? という話です。
そういう意味では本当にとてもいい時代になったと思いますし、この中で抜きん出る人たちはどんな演奏ができるようになるのか。それが楽しみでもあります。
ちなみに「最初のギター」を買うとき、私は「見た目」以外気にしなくていいと思っています。
自分が好きなアーティストモデルであろうと、入門モデルであろうと親のお下がりでも、好みの見た目であれば、それはアイデンティティとして一番強く有り続けられますし、何よりギター弾く気持ちが維持できます。
ただ、度が過ぎると私みたいにラージヘッドじゃなきゃいやだとかごねるので、まぁバランス良く、、、
ワンランク上のグローバルモデルが最近でました。もう予約分ないそうですが
