ギターを弾き初めてもう2桁の年数を余裕で越していました。その間、いろんな練習をしたり覚えることや考えることを続けて、ふと思ったことがあります。
自分の上達の段階には波があり、かつ上達のターニングポイントは存在すると
また、昨今はタイパ重視ということもあり、一芸ができるようになるために数年かけるようなことはしたくないと思われます。(といいつつ結構コツコツ派の方が多い気もしますが)
そこで私が実感したギター上達のための段取りを書き出してみます。初心者から上級者(?)までの成長ポイントに分けながらできればと思いますし、おそらく再現性が高いはず
ギターの上達動画というのがYOUTUBEには山のように溢れている状況で何をすればいいのかわからないという悩みも解決しましょう
ギター上達までのステップ
まずはギターの上達と言っても自身のレベルがまちまちであるはず。なのでざっくりと分離させます
1.初心者(初めて〜バレーコードが弾けない)
2.初級者(弾き語りやバンド演奏がしたいけど、技術的に足りていない)
3.中級者(コピーはできるけど、難易度の高い曲は出来ない・もっと上達したい)
4.上級者(当方プロ志向)
これぐらいのカテゴライズだとわかる気がします。ちょうど自分のギター歴と合わせて覚えやすいポイントになりそうです
ギターを早く上達するための方法(結論)
先に結論をいいます。
プロに習え
これにつきます()
ただし段階というかプロセスがあると思いますのでそれを分解して整理していこうと思います
初心者:とりあえず習ってみよう
自分がギターを始めたのは暇つぶしが大きかったです。なので挫折をしたくなかったのでギター教室に通うのを親にお願いしました。
街のギター教室。ヤマハ音楽教室や島村楽器の教室などあると思います。そういうところで初心者コースから入るのが簡単です。 ここは独学でもできるでしょうが、「効率的に」と考えたらやっぱり教えてもらうのが早い。
バレーコードのコツや演奏面での必要なポイントを飽きる前に覚えて、できるように成ってギターを楽しむためには教えてもらうのが一番手っ取り早い
近所のお兄さんとかでもいいですね。そうして自分一人でできるようになるまでは付き添ってもらうほうがいいでしょう
初級者:戦いは数だよ兄貴
バレーコードも鳴らせる。アルペジオもできる。あとは実際にバンドで演奏したりするために必要な曲を覚えたり、コピーをするところです。
ここは習う際のブーストは多少あると思いますが、今後のことを考えると自分自身でモリモリコピーをしたほうがいいでしょう。
自分の好きな曲やバンドのコピー、あるいは教則本によるトレーニングなども効果的かもしれません。
とにかく下地としていろんなことを吸収する必要があるタイミングだと思います。そのネタの取得が簡単なのはやはり習いに行くところですが今はバンドスコアや楽譜もある程度揃っています。耳コピができるならそれでもいいですし、とにかく数弾くことが今後のスキルをブーストしてくれると思います。
私で言えば、高校の2年くらいはギター教室に通い、往年のロックソングやCMで流れていたような有名なフレーズを覚え、ギター・マガジンなどの雑誌を読み漁っているターンですね。
どこかで見ましたが、ギターの上達のポイントとして
バンドスコア一冊をやり切る。というのもいいと思います。単に好きな曲だけではなくテンポやリズムの違う曲を弾き切るというのが重要ということですね
このあたりはまだ楽しくギターを弾けることで夢中になっているころだと思います。弾いた分だけ伸びていきますからね
中級者:考えるターン
大学サークルなんかで楽しくコピーはできる。一人でもそれなりに弾けるようになった。でもプロみたいなテクニックはない。もっとうまくなりたい。
そういう頃合いじゃないでしょうか。
私はここから停滞します。というか楽しんでギターを弾いて終わっていた気がしますね
おそらくですが、今まで受け身で弾いていたギターレベルを向上させようとするなら、目的意識を持って取り組む必要があります
そしてギターだけじゃない要素を考えるようになる頃です(サウンドメイク、他の楽器の兼ね合い、アドリブなど)
ここは答えを持っている相手に習うのが確かに最適解ではありますが、個人的に考えておくことは重要な気がします。
なぜかというと、ここからは目に見えた成長が難しい時期で、何をすればいいのかがわかりにくくなります。 自分は出来ているつもり、練習しているつもり。でも身につかなかったりそれが正しいのかわからなくなる。
単純な肉体運動によるギター演奏ではなく、音楽的な要素を考えるようになる時期なのかもしれないと思います。それは永遠につきまとい答えがない問題をどう対応するか。答えがないから進まない。という残念なことにならないようにするためにも色々考えて試すターンじゃないかと思います
特にサウンドメイクに関しては、コピーと一緒で試した数だけ糧になると思います。
思えば私はそういうところに割と無頓着でしたので、今苦労しているのかもしれません
上級者を目指す:やっぱり本物が一番
この頃にはギター歴もそこそこになって何をするにも困らないんじゃないでしょうか。
とはいえ、自分の能力はまだまだだと感じますし、それなりにうまくなったからこそ、プロの演奏と自身のとを比べて絶望することもあるでしょう。
ここからは修羅の道(?)なのと、一つの問題に対処するために
やっぱりプロに習おう。が正解だと思います。
ここでレベルアップしたい要素としては、速弾きができる。とか高度なテクが弾ける。とかそういう演奏方法の話ではなく
かっこいいフレーズをひく方法、チョーキングを聴かせる、ワンランク上の演奏をしたい
などの音楽的な要素の話になっていると思います。
こういう演奏スキルのメソッドはきちんと存在すると考えています。でなければプロ演奏家と一般ギタリストとの強烈な壁があるのがおかしいと思います
ただ、それが言語化あるいは文章、ナレッジとしての蓄積がされていない。というのがあるのではないかと思います。 よくいう見て盗め的なことをしないと手に入らないような感じ?
自分のバンドメンバーもかつてプロを目指したメンツがいて、彼はそのために師匠をつけてもらった際に、現場の雑用(坊や)をしていたこともあったそうで、現状それが今までのバンド人生の中でもかなり重要な時期であったという話は聞きます。
答えは現場にしかないと思います。ネットには転がっていないのです←
なので現場を知っているプロに聞くのが唯一の解だと考えています
幸か不幸か、コロナ禍前後からオンラインでのサロンやレッスンが簡単に受けられるような時代になりました。その中には現役のプロプレーヤーから直接指導をしてもらえることもあります
そういう指導を受けるチャンスがあるなら積極的に受けた方がいい。というのが私の考えです。
ギターという体の動きを使って音楽的な演奏をするものですから、仕組みや方法論をしらないとわからないことも多くあると思います。特にこのラインまで来ると動画で簡単に答えが見つかるような悩みは少ないかと思います
動画が全く使えないわけではなく、実際のギター指導をする動画を見ながら自分に合いそうな先生を見つけるのに役立ちます
まとめ
結局これはどんなものを上達するためにも同じようなもんだと思います。
例えば自転車をのる
・はじめは補助輪や助走をつけてもらって慣れていく
・一人で乗りこなしていく
・レースなんかに出たいならそれに適したトレーニングをコーチングしてもらう
こういう段取りになるので、楽器だって一緒でしょうと
正直昨今のギターレッスン動画はどのくらい役に立つのだろうか。と考えてみたら、
「自分には役立たないのはその動画が必要なステージに今いないからだ」(逆に必要な動画が今ない)
というふうに思ったのです。
初心者には補助輪が必要です。 プロになるにはサポートが必要です。
それまでに自分で悩み、考えるターンに行って数をこなすのが大切なのではないかと
そう考えると初心者向け動画とかは必要ですよね。
実はインターネットのレッスン動画なんかいらねぇ!っていう感じに書きたかったのですが、需要に気づいてなかったのは私の方でした。というオチです